睡眠の悩みがありますか? サウナに入りましょう!

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helery
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睡眠の質が良いほど、私たちは健康になります。それは確かなことです。

残念なことに、西ヨーロッパの成人の3人に1人が何らかの睡眠障害に悩んでいます。  どうすればいいのでしょうか?サウナは、私たちの睡眠に良い影響を与えます。それでは、サウナがどのように睡眠改善に役立つかについて話していきます。

 

毎日の睡眠習慣について考えましょう

睡眠の質を高めるためにできることはたくさんあります。例えば寝室がちゃんと静かで暗い状態であるか、暑すぎたり寒すぎたりしていないか、また、寝る前に不安を誘発するようなことをしないなどです。 

体が温まりすぎている場合は入眠しづらくなります。

労働時間が長く疲れきっていたとしても、誰もがあっという間に眠れるわけではありません。何時間もベッドで寝返りをうつこともあります。そうなる理由の1つは体が温まりすぎていることです。深部体温は概日リズムに依存します。例えば私たちは朝の体温は低く、夕方には高くなります。  ただし眠りにつくためには、深部体温がある程度下がっている必要があります。これが眠気をもたらすメラトニンを生成する時間が来たという合図を脳に送るのです。

それでは、熱いサウナに入ることでなぜ深部体温が下がるのでしょうか?

ご存知かもしれませんが、高温になると血液が中心部から皮膚や手足へと流れていきます。これにより過剰に体温が上がることを防ぎます。蒸気たっぷりのサウナから出ると、血液の多くはまだ皮膚に近い部分の拡張した血管に集中しているため、身体は急速に冷えます。その結果、体、特に皮膚を温めると、平均して9分ほど早く眠りにつくことができます。

サウナ後に深部体温が下がると、私たちの脳はそろそろ寝る時間だと錯覚するのです。

眠りにつくには体温の降下が必要です

興味深いことに、眠りにつくとき深部体温が通常よりも低くある必要はありません。重要なのは降下するということです。また、深部体温の低下のタイミングを慎重に計る必要があります。就寝時間の3時間以上前にサウナに入ることは避けるべきです。深部体温が早に下がりすぎて、就寝時間が来た時にはすでに眠たくなくなっているからです。  身体がまだ活動状態なので、スチームルームから直行でベッドに行くことはお勧めできません。

就寝時間のおよそ1~2時間前に深部体温を上げるのがベストです。

夜のサウナは、睡眠の質と睡眠時間の両方に良い影響を与えます。

夜の早い時間帯でも落ち着いて眠れ、筋肉はリラックスし、寝返りも少なくなります。  何より、サウナに入ると徐波睡眠の質が改善されます。  しかしレム睡眠には悪影響を及ぼします。サウナ中、交感神経系はストレスの多い状況に対処する準備を整えます。これによりレム睡眠の質と持続時間が低下すると示唆する科学者もいます。 

サウナで朝までぐっすり眠りましょう。

夜の眠りについた後、すぐに目覚めてしまう方もいるでしょう。これは厄介な問題で、特に早朝に深部体温が下がりすぎる高齢者を悩ませています。これが目が覚める原因となっています。しかしまだ望みはあります。夜のサウナセッションはこの問題の解決に役立ちます。就寝前の熱いサウナにより、体を冷やし眠りにつきやすくしますが、皮膚温度と深部体温は一晩中高さを保ちます。睡眠時間の1~2時間前にサウナに入ると、必要な体温がさらに1時間半長く保たれ、一晩中ぐっすり眠ることができるようになります。   

結論

睡眠薬の服用が、睡眠障害の対処に役立つことがあります。しかし睡眠薬には副作用がある場合も多く、あらゆる利点を備えた自然な睡眠にまさるものは存在しません。  睡眠薬に頼る前に、サウナを試してみてはどうでしょうか?温かいサウナでリラックスしましょう!これはサウナが私たちの生活をどう改善できるかについて、最良かつ最も確実なアドバイスの1つです。就寝時間の1~2時間前にサウナから出ると眠りにつきやすくなり、睡眠時間と睡眠の質に良い影響を与えます。
情報源:Hõbepappel, Urmas; Hõbepappel, Liisa; Nellis, Silja; Nellis, Siim. Suur sauna raamat.タルトゥ, (原稿)

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